

Kinematic Appの特徴やワークフロー、計測した点群の例などをご紹介します。
TLSの通常計測は、内部のミラー回転が縦方向にラインスキャンしながら25秒で水平回転1周することによってパノラマの3次元データ(6mm@10m) が取得されます。
計測が完了したら、次の計測位置にスキャナーを設置して再びスキャンを実行します。
超高速なスキャンスピードを利用する、TLS キネマティック計測
TLS自体の位置が移動しながら計測を続けていくので、移動した分だけ計測される範囲が広がっていきます。
これは、MMS (Mobile Mapping Sysytem)の計測に近いイメージです。
Kinematic Appは、スキャナーは約2秒で水平方向1回転。
縦のラインスキャンと水平回転を続けながら、連続的にスキャンしていきます。
ソフトウェア処理によってバラつきの少ない点群データが完成します。
MMSではコストがかかりすぎるが、SLAMでは点群データの品質に納得できない場合。TLSほどは精度を求めないが、広範囲な3次元データが必要な場合に真価を発揮します。
短時間でざっとしたデータを取る場合に最適。
※15m間隔で計測した場合のシミュレーション
※実測値
左図は点群のばらつきをカラー段彩表示したものです。点群のばらつきは5mm以下となり、VZ-600i通常計測の場合と同等レベルになります。
TLSレーザースキャナをご希望の方へ、製品資料をご用意しております。
資料の一部を下記よりご確認いただけますので、ご入用の方はフォームよりご連絡ください。