19.09.24
北海道釧路市立博物館の協力のもと、「石炭桟橋」をULS(UAVレーザースキャナー)とTLS(地上型レーザースキャナー)を使用して3次元計測を実施しました。
このプロジェクトは、2019年6月末に営業廃止となった太平洋石炭販売輸送(株)臨港線において、戦中期の建築物である知人駅「知人貯炭場石炭桟橋」を産業遺産としてデジタルアーカイブするため、RIEGL VUXコンソーシアム会員の(株)ズコーシャ様とリーグルジャパン(株)の共同で行われました。
当日は釧根測量設計業協会会員様を対象とした研修会/セミナーとさせていただき、午前はULS/TLSの計測研修会、午後は計測したデータの解析・解説セミナーを開催いたしました。(測量CPD5ポイント)
釧路特有の海霧(ガス)もあり天候が心配されましたが、無事に午前の計測を終了しました。
午後のセミナーでは、石炭桟橋のULS/TLSデータの融合に加え、同じくVUXコンソーシアム会員の中日本航空(株)様にもご協力頂き、ALB(VQ-880-GH)による同エリアを含む広範囲な計測データとの融合、ULS、TLS、ALBのそれぞれの特徴をご紹介させていただきました。
参加者は30名を超え、NHKテレビ・新聞等のメディアでもこのプロジェクトが紹介されました。
知人貯炭場の「石炭桟橋」。80年近く風雪や潮風に耐え、輸送面から釧路の石炭産業を支えた「縁の下の力持ち」。6月末の鉄道廃止により使命を終えたことから、基礎情報取得のため3Dレーザー計測を行いました。
— 釧路市立博物館 (@kushiro_museum) August 7, 2019
(市立博物館・RIEGL UAVコンソーシアム・リーグルジャパン・ズコーシャの共同) pic.twitter.com/KI4iHVR72W
主 催: 釧路市立博物館・RIEGL VUXコンソーシアム 共 催: (一社)日本写真測量学会 協 力: 太平洋興発(株) 太平洋石炭販売輸送(株) 日本写真測量学会北海道支部 (株)ズコーシャ 中日本航空(株)リーグルジャパン(株)